ACJ TALK!#03 開催報告!
8月27日、日本生産性本部(東京都千代田区平河町)にて日本で唯一のサプライチェーン実務家コミュニティASCM COMMUNITY JAPAN(ACJ)のイベント「ACJ TALK!#3」が開催されました。今回はNEC 需要予測エヴァンジェリスト 山口雄大氏に「需要予測の視座からみるS&OPの過去・現在・未来」というタイトルで、最新のご著書の内容を交えながら講演いただきました。
第一部のTALK!1では、化粧品業界のご経験を踏まえロジスティクス、需給インテリジェンスの重要性をご説明いただいた後、ご専門の需要予測についてデータサイエンスとの組み合わせによる意思決定支援の例を述べていただきました。山口氏が持つ豊富な知見を基に、需要予測モデルのご紹介や、シナリオ分析の方法論等を含めた需要予測AIの活用について、小売業の事例も交えながら専門的知識を判り易くご説明いただきました。その後のS&OPのご説明では、リスクの種類と向き合い方、S&OPに期待できる効果をご紹介された後、SRM(Supplier Relationship Management)の重要性や実店舗とECのシームレス連携など最新のトピックを共有いただき、参加者の方々は一心となり講演に聴き入っておられました。
続く第二部のTALK!2ではTALK!1でのご講演を元に、ACJ理事長 行本 顕氏との対談セッションの形で参加者から寄せられた多くの質問に応えました。需要予測システム導入における選定のポイントや、データサイエンティストの育成について等山口氏の実務家としての知見を共有いただき、瞬く間に予定時間となりました。
TALK!3の懇親会も大いに盛り上がり、サプライチェイナーの交流の場になりました。恒例のクイズマスターによるクイズ大会も行われ、優勝者には何と山口氏の新著「需給インテリジェンスで意思決定を進化させる サプライチェーンの計画と分析」が贈呈されました!
今後のACJによるイベントとして、来る9月にはACJ年次大会、11月にはTOC観点でのSCM改革のセミナーを開催予定です。これからもACJは日本におけるASCMの普及とSCMの発展に貢献して参ります。