「ACJ TALK!」が開催されました!


 去る10月4日、日本生産性本部(東京都千代田区平河町)にて、ASCM資格取得者や資格を取得されようとしている方、サプライチェーンに関心がある方が集まり意見交換や交流を行う「ACJ TALK!」が3部構成で開催されました。会合では9月中旬に米国 Louisville (KY)で開催されたASCM CONNECT 2023の様子や、ASCMの最新動向、世界標準のSCMを推進する意義等について意見交換が行われました。 


 冒頭、本会合の運営企画を行っているASCM COMMUNITY JAPAN(ACJ)の紹介がなされ、またASCM本部アジア太平洋リージョン担当のイリアナさんより、日本に向けての期待が込められたビデオメッセージが投影されました。 


 TALK1! では、ASCMインストラクターの行本顕さんが登壇し、9月に開催されたASCM CONNECTの様子を写真を交えて紹介いたしました。また注目すべきこととして、世界の有識者が着目するキーワードを順位付けした「サプライチェーン Top10」が紹介されました(トップは”サプライチェーンのデジタル化”、第4位には新規キーワードとして”サプライチェーン分野への投資”がランクイン)。また、試験制度のアップデートとしてCPIM (Certified in Planning and Inventory Management) の科目数が2科目→1科目になること、新たな資格として、サプライチェーン設計にフォーカスしたCTSC (Certified in Transformation for Supply Chain) が2024年頃にローンチされる事などが紹介されました。 


 TALK2! では、行本さんとACJ運営委員がトークセッション形式でASCM CONNECTから世界標準のSCMを考察しました。会場からも多くのご質問を戴き、中でもAIが世界に浸透することにより、職業としてのSCMが今後どうなっていくのかに多くの方から関心が寄せられました。AIによる影響については、ASCM CONNECT でのYossi Sheffi 教授による基調講演でも言及があり、世界の関心の高さが伺えました

 

 TALK3! では同じ日本生産性本部内で場所を変え、懇親会という形で活発にネットワーキングが行われました。ACJ運営委員”クイズマスター”の白井さんによるSCMクイズが出され、特典景品獲得を目指し、会場は大いに盛り上がりました。締めには次回テーマの予告として、ACJ運営委員岩田さんより”サステナビリティサプライチェーン”がアナウンスされ、お開きとなりました。 


 これからもACJは様々な企画・発信を行っていく予定です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 

 

 

<筆者> 

長者原 光浩(ちょうじゃはら みつひろ)CPIM, CSCP, CLTD、PMP 

 

ASCM COMMUNITY JAPAN運営委員。総合ICTベンダに勤務し、グローバルサプライチェーンに14年間従事。22年からシステム開発のプロジェクトに参画中。 

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